禁煙外来 

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禁煙外来
禁煙外来の紹介

平成18年4月から医療保険で禁煙治療が行えるようになっています。
タバコには約200種類以上の有害物質、約60種類の発がん物質が含まれています。喫煙を続けることによる健康被害については、なんとなくわかっているが、まだ知らないこともあるかと思います。現在までに具体的には次のようなことがわかっています。
タバコによる発がんが明らかな部位としては、肺、口腔、咽頭、食道、すい臓、膀胱、鼻腔・副鼻腔、胃、肝臓、腎臓、子宮頸部などがあります。また、喫煙は虚血性心疾患、脳卒中、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などを引き起こし、虚血性心疾患は喫煙単独で1.6倍、高血圧を合併した喫煙者で4.5倍、脳梗塞は2.2倍発症しやすくなるといわれています。また、かつて肺気腫、慢性気管支炎といわれていた「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の原因の約90%は喫煙によるものであり、喫煙者の6人に1人がCOPDになる計算です。COPDが進行すると酸素療法を行わなければ生活できなくなることもあり、生活の質を著しく損ないます。
なぜ、なかなかタバコをやめられないのでしょうか?それは、習慣的な喫煙はニコチン依存症であるからです。そのため、タバコを吸わないとイライラしたり、落ち着かないなどの離脱症状があらわれます。禁煙外来では、禁煙補助薬の使用やアドバイス、簡単なカウンセリングによってあなたの喫煙を手助けします。(参考:禁煙学 南山堂)

担当医スケジュール

 
吉田 賢一 ×

禁煙外来 医 師 名 吉田 賢一
 
吉田医師
 
経歴
平成04年 三重大学医学部卒
平成04年 浜松医科大学第一内科入局
平成05年 国立熱海病院内科勤務
平成06年 聖隷浜松病院内科勤務
平成12年 浜松医科大学医学部大学院入学
平成16年 浜松医科大学第一内科勤務
平成18年 県西部浜松医療センター消化器科勤務
平成19年 浜松医科大学医学部大分子診断学講座 特任助教
平成22年 医療法人社団 三誠会 北斗わかば病院
医学博士、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、総合内科専門医

医療保険での禁煙治療を受けることができる方の基準

以下のすべての用件を満たす者であること


  • ①ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断された者であること
  • ②ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数掛ける喫煙年数)が200以上の者であること
  • ③直ちに禁煙することを希望し、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療プログラム(12週間にわたり計5回の禁煙治療を行うプログラム)について説明を受け、当該プログラムへの参加について文章により同意している者であること

※ 基準を満たさない場合は実費診療になります

禁煙治療に関する問診票
設問内容 はい
1点
いいえ
0点

問1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。

   

問2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。

   

問3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。

   

問4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)

   

問5. 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。

   

問6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。

   

問7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっても、吸うことがありましたか。

   

問8. タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっても、吸うことがありましたか。

   

問9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。

   

問10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

   
どんな治療をするの?
受診時期 治療内容
治療前の問診・診療 禁煙治療のための条件の確認
初回診療 ①診察
②呼気一酸化炭素濃度の測定
③禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
④禁煙補助薬の処方※
再診1(2週間後)
再診2(4週間後)
再診3(8週間後)
再診4(12週間後)

※ 禁煙補助薬としてバレニクリンを用いる場合、薬価収載から1年間(2009年4月末日まで)は1回14日分を限度とする投薬期間制限が適応されるため、6週間後および10週間後にも受診し、薬の処方を受ける必要があります。

禁煙の薬ってどんなくすり?

禁煙のための補助薬であるニコチンパッチ、ニコチンガムまたはバレニクリンが使えます。これらの薬は禁煙後の離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。バレニクリンは喫煙による満足感もおさえます。ニコチンパッチ、ニコチンガムを使うと禁煙の成功率が約2倍、バレニクリンを使うと約3倍高まります。

費用はいくらかかるの?
  ニコチンパッチの場合 バレニクリンの場合
  費用 自己負担額
(3割負担として)
費用 自己負担額
(3割負担として)
初診料+再診料※1 7,620円 2,286円 10,080円 3,024円
ニコチン依存症管理料 9,620円 2,886円 9,620円 2,886円
院外処方せん料※2 2,040円 612円 4,080円 1,224円
禁煙補助薬※3 20,730円 6,219円 37,660円 11,298円
40,010円 12,003円 61,440円 18,432円

※1 禁煙のみを目的に、診療所で治療を受けると仮定。再診料には外来管理加算(52点)を含むと仮定。
(注)他の疾患の治療にあわせて禁煙治療を受ける場合、初診料および再診料については重複して支払う必要はありません。
※2 禁煙補助薬のみ処方されると仮定。
※3 禁煙補助薬を標準的な用法・用量で使用すると仮定(ニコチンパッチは8週間、バレニクリンは12週間)。薬剤料のほか、調剤料などが別に必要。
※4 上記費用は2008年4月に改正された診療報酬特典に基づいて算出。実際に支払う自己負担は、受診日毎の合計額の端数を10円未満で四捨五入した額になります。


お問い合わせ

TELTEL053-588-5000
FAXFAX053-588-5001
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住所:
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