【10月の担当は、看護部長の村木です】
爽やかな秋空が美しい季節となりました。
ようやく朝晩に涼しさを感じられるようになりましたが、今年はまだ、猛暑日を更新する暑さが続いており、紅葉を楽しむのはもう少し先になりそうです。
病院では、つい最近までコロナ感染症の影響を受け、面会制限等を行わざるを得ない状況でした。
ご家族の皆さまには、ご心配やご迷惑をお掛け致しました。
今回のコラムでは、これまでのコロナ感染について振り返ってみたいと思います。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月初旬に中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから、わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となりました。
日本での感染確認は、2020年1月からですが、その後重症化する人が増え、緊急事態宣言が発出され、“三密”が流行語になりました。
それから約3年で、2類感染症から5類感染症となり、それに伴い私たちの生活も変化しました。
マスク着用の義務もなくなり、移動の制限もなくなって、私たちにも日常の生活が戻ってきましたが、再び、コロナとインフルエンザの流行が懸念されています。
コロナの感染拡大は、患者さまやご家族のみならず、医療機関にとっても大きな問題です。
“この状況はいったいいつまで続くのだろうか?”と思い、インターネットを検索していると、「数百年おきにウイルス達が教えにやってくる!!」という文字が目に留まりました。
「今回のCOVID-19のような世界的なウイルス感染は、紀元前8000年以上前から繰り返し起きている。ウイルスは、人が集まり移動することで拡大するため、文明化が進み、人との交流が国をまたぐことで世界的な感染と拡がることになる。」ということです。ペストや天然痘、スペイン風邪などがその例です。
ウイルスに対するワクチンも開発されますが、ウイルスもまた変化しますので、これをすれば、ウイルスに負けないという方法はありません。
ウイルスの方が強いのかもしれませんが、感染しても発症する人、しない人がいるのも事実です。それは、個人の免疫力も要因の一つではないかと思います。
よく食べ、良く寝て、よく笑い、充実した日々を送ることも免疫力を向上させることになると思います。
本日、数年ぶりで盛大に『わかば祭』が開催されました。
患者さまがご家族と楽しいひと時を過ごされることも、免疫力の向上になります。今後も、面会やイベントを継続して実施できるようにしたいと思います。
食欲の秋です。美味しいものを食べ、免疫力を上げ、ウイルスに負けず、これからの季節を乗り切りたいと思います。
看護部長 村木ゆかり
- POSTED at 2023年10月06日 (金)