年頭にあたって
長嶋 孝昌(平成30年) 

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医療コラム

年頭にあたって
長嶋 孝昌(平成30年)

今回は ≪ 健康寿命 ≫ について詳しくお話したいと思います。

 明けましておめでとうございます。
 年が改まる瞬間は、いくつ年を重ねても毎年すべての事が一新されていくような心持になります。

 今回は健康寿命について考えたいと思います。日本は世界一の平均寿命国ですが健康で自立的な生活を送れない期間が長い国とされています。私たちが望むのは、健康寿命が延びることですよね。
 日常生活で不都合を余り感じることがなく 健康に生活していける期間が、健康寿命というわけです。要介護状態になるということは、健康寿命でなくなることを意味します。
 厚生労働省や総務省の統計資料を見ると、何らかの障害を持って生活していかなければならない期間は、男性では約9年、女性では約13年あると言われています。
 健康寿命を延ばす為には運動をすることが必要です。要介護状態になったとしても機能回復や現状維持を目指したトレーニングを行うことが必要なことは言うまでもありません。
 健康寿命を延ばす場合と、機能回復や現状維持の場合とでは、運動の意味合いも少し異なってくるかと思われますので、今回は健康寿命を延ばしていく為の運動について考えたいと思います。

 現状の日常生活に余り不都合がなく、自立をしている方々の運動について 一番大事なことは、一定した運動を出来れば毎日継続し、最低でも週に3回 ~ 4回行うということです。手軽に始められるものとしてウォーキングは如何でしょう !? いわゆるお散歩ではなく、出来たら颯爽と歩くウォーキングがよいかと思われます。
 どのような運動をする場合でも同じですが、最初から多大な負荷をかけないで徐々に運動量を増やしていくことが大切です。 例えば、10分程度から始めて、少しずつ時間を延ばしていく というように (*^。^*)
 今は寒い時ですから 筋肉がほぐれるのにも時間がかかります。少なくとも、30分~ 40分は継続して運動を行いたいものです。

 メタボリックシンドロームや糖尿病などの治療を目的とした場合には、更に60分位の運動を目指すことが必要でしょう!どんな運動でも急激な負荷を身体にかけるのではなく、徐々に時間や量を増やしていくことが大切です。

 年が改まったこの機会にぜひ運動を始めましょう
 寒い時期ですからお身体のケアもしっかりしていきましょう ヽ(^。^)ノ



  • POSTED at 2018年01月10日 (水)