65歳からの肺炎予防
肺炎とは、主に細菌やウイルスなどが肺に入り込んで起こる肺の炎症のことをいいます。肺炎は、季節を問わず誰でもかかる可能性があり、日本人の死因第3位(2013年)!肺炎によって亡くなる方の95%が65歳以上であるという事実もあります。また、高齢になると急激に重症化するリスクが高くなるため、65歳以上の方にとって軽視できない疾患です。
肺炎を軽く考えない
熱が下がらない、痰や咳が続く、息苦しい、胸に痛みがあるなどの特徴もありますが、基本的には風邪の症状と似ています。肺炎の原因である細菌やウイルスは、人のからだや日常生活の中に多く存在しており、抵抗力(免疫力)が弱くなった時などに感染を起こします。重症化すれば死に至ることもありますので、ただの風邪や疲れだと思って放置してはいけません。
肺炎を予防する方法
- マスク、手洗い、うがい、歯磨きなどで口の中を清潔にする、誤嚥を防ぐなど、細菌やウイルスが体に入り込まないようにすること
- 規則正しい生活、禁煙、病気の治療をするなど、からだの抵抗力を強めること
- 『予防接種』を受けること ※肺炎球菌ワクチン:23価肺炎球菌鏡莢膜ポリサッカライドワクチン
肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐためのワクチンです。すべての肺炎を防ぐものではありません。
対象者には『予防接種券』が郵送されます。窓口負担4,500円(浜松市)
予約制となりますので、ご来院の前に一度お問い合わせください。
*助成の有無や内容は自治体により異なる場合もあります。
65歳 | 昭和26年4月2日生~昭和27年4月1日生 |
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70歳 | 昭和21年4月2日生~昭和22年4月1日生 |
75歳 | 昭和16年4月2日生~昭和17年4月1日生 |
80歳 | 昭和11年4月2日生~昭和12年4月1日生 |
85歳 | 昭和6年4月2日生~昭和7年4月1日生 |
90歳 | 大正15年4月2日生~昭和2年4月1日生 |
95歳 | 大正10年4月2日生~大正11年4月1日生 |
100歳 | 大正5年4月2日生~大正6年4月1日生 |
- ※60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器の機能・免疫の機能に重い障害があり、
身体障害者手帳などで確認ができる方は対象となります
過去5年以内に接種している方は対象外です。
また、肺炎球菌ワクチンは毎年接種する必要はありません。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
- POSTED at 2016年04月14日 (木)