パート1 就労支援について学びました♪
平成26年6月11日に学習会を行いました。
テーマは「高次脳機能障害患者さんへの就労支援」でした。
この日は、日頃病棟で退院支援活動を担っている看護師や主任を中心にメンバーが集合。先生を囲んで講義を受けました。地域で活動されている実践報告を交えつつ、制度を分かりやすくして説明して下さり、とても有意義な講義でした。
当院にも高次脳機能障害の患者さんは入院しており、退院時に「これからの生き方を一緒に考えたいけれど、患者さんは地域でどうやって暮らしていくのだろう」とスタッフは考えていたようです。今回の講義で、制度の利用や訓練プログラムについて講義後に、活発な質疑応答がありました。
「訓練プログラムを利用する場合の患者さんの費用負担は?」
「高次脳機能障害の就労までの訓練って実際はどんな感じなんですか?」‥等。
今後の退院支援活動に活かしていきたいと思います。
パート2 難病について 制度と看護の歴史について学びました♪
平成26年6月19日に学習会を行いました。
日本の難病看護を作り上げてきた方のお一人、聖隷クリストファー大学の川村佐和子教授が来院して下さり、講義をしていただきました。
川村先生は、1960年代から日本の難病看護に携わり、コミュニケーションの手段として透明文字盤を作成されたり、人工呼吸器を装着された患者さんの在宅療養を日本で初めて実現させたり、難病支援の政策(研究や経済的支援制度)実現にも大きな役割を果たされてきた方です。
この日の講義は先生のパワーを感じる熱いお話しの連続で2時間があっという間でした。スタッフの反応も「感動した」「すごい仕事をしてきたのに、穏やかに話していて、かえって強さを感じた」等の熱い感想が多かったです。看護師の中には今年度の学会認定の難病看護師を目指すものもおり、よい刺激になりました。
当院には神経難病の患者さんが多数入院されています。今後もこうした専門的な知識を修得する機会をできるだけ設けていきたいと思います。
- POSTED at 2014年07月15日 (火)