北斗わかば病院のワークライフバランスの取り組みについて

ワークライフバランス

H25年度から北斗わかば病院は、静岡県看護協会のご支援をいただき、ワークライフバランス事業に参加しています。その内容について紹介させていただきます。北斗わかば病院では、ワークライフバランスを推進する為に委員会を立ち上げました。メンバーは、副院長、事務長、看護部長、総務課長、医事課長、リハビリ科長、医療連携室長、各病棟の看護主任たち計11名です。

ワークライフバランス推進委員会メンバー

ワークライフバランス院内学習会

それでは、北斗わかば病院のアクションプランを紹介します。

I.アクションプラン

ミッション（組織の存在理由）	地域の中で神経難病患者や医療依存度の高い患者に療養の場として選ばれる病院になる
ビジョン（組織が目指す将来像）	チーム医療の中で職員ひとりひとりが役割を認識し、自信と誇りを持って働き続けられる職場づくり

病院に勤務する1人1人の看護師たちが、自身の職場について考えている、感じていることについて、インデックス調査を行いました。さまざまな視点からの多くの質問に看護師たちが回答し、その結果から、北斗わかば病院のミッション・ビジョンを達成するための取り組み計画を立てました。

課題解決・ゴール達成に向けた取り組み計画
スケジュール	課題解決に向けた取り組み
3年間の取り組み	経営目標を管理者全員で共有できる場を作る難病看護についての教育体制を作る（認定看護師を中心に）スタッフが自分たちの看護を外部に発信できるようになる
1年間の取り組み	始業前残業、休憩時間のタイムスタディを基に、業務整理・人員配置・勤務体制の検討を行う病院HPの充実スタッフ全員の名刺を作成し自組織に対する愛着を育てる総務課で福利厚生制度について部署ごとの集まりで説明会を実施する病院長から病院の今後について全職員に発信する機会を企画する月1回の朝礼の実施を企画する年間を通じて頑張った人を褒める制度を作る個人ファイルの活用を継続し、職員に自身の振り返りを働きかけるリハビリテーション科と協力して腰痛防止対策教室を実施する難病看護学会認定の難病看護師の資格取得を働きかける
今後４カ月の取り組み	始業前残業・休憩時間の現状分析（タイムスタディをとる）医療政策の学習会を開催し、社会状況と病院の方向性を職員に知ってもらうスタッフの声BOX（職種を超えて褒める）の設置師長の仕事として、師長会で5人以上のスタッフの良いところを報告する腰痛対策としてラジオ体操を定期的に実施し、職員が参加できるようにする総務課で福利厚生制度についての説明会を企画するリハビリテーション科と協力して腰痛防止対策教室を企画する病院HPの充実とお見舞いメッセージ受付の開設

II. 実践レポート

タイムスタディの結果、始業前残業は日勤も夜勤もほぼ20分～25分程度であり、休憩時間は日勤で50分以上は確保できていることがタイムスタディからわかりました。終業後残業については、1つの病棟のみが日勤で30分程度となり、他の病棟は日勤も夜勤も0～5分程度という調査結果でした。今後は、この結果を基に、師長会で人員配置や業務の検討をしていきます。
医療政策の学習会を実施しました。

平成25年10月16日
テーマ
北斗わかば病院の生きる道
スタッフの声BOX設置（職員食堂へ）

Aさん、この前は手伝ってくれてありがとう！
Bさん、昨日のカンファレンス、ナイスフォロー！
Cさん、さりげなくいつも病棟を整理整頓してくれて助かります！

あんな声、こんな声、いっぱい集まっています。
師長会での頑張った人報告も毎回実施しています。師長会の最後に報告をするので、師長たちも最後に各セクションの嬉しい話を聴いて話していい気分で、病棟へ帰ります。
ラジオ体操、始めました。1日に1回、身体をストレッチして、気持ちがいいと評判も上々です。
福利厚生制度の説明会も各病棟の会議やリハビリテーション科の学習会などの、スタッフが集まる機会を使って、総務課が着々と実践しています。
腰痛防止教室は4月から毎月1回の開催予定です。すでに開催日も決定し、担当者は準備をすすめています。
ホームページ、ご覧ください！ワークライフバランスのインタビューも続々とアップし、今後は制度利用者の声も掲載していきます。お見舞いメッセージも是非ご活用ください。