しかし私達はお天気に負けずに、何とか元気にやっていきたいと思います。
前回は“終末期医療”について、皆様自身は勿論、そしてご家族の方々にも覚悟が必要だと書きましたが、しかしその前に≪悔いなき老後≫を得るために、“在宅医療”や“介護保険サービス”などを、どのように利用すればいいのかを考えてみたいと思います。
人は、健康である時にはほとんど老後についてなどは考えないものです。
しかし一旦≪病い≫を受け、後遺障害などが残ったり、日常生活で頻繁に痛みなどが出現したりすると、『いったいこの先どうなってしまうのか?』などと不安を感じるものであります。
医療機関で治療を受ける場合には、“医療保険”を使います。
そして介護の助けを得たい時には、“介護保険”を使うようにしましょう!そのために、毎月高い保険料を払っているのですから(*^。^*)
それでは“介護保険サービス”を受けるためには、どうしたらよいのでしょうか?
それは“介護認定”を申請することから始まり、“介護度認定審査会”による≪認定≫が必要となります。
申請者の障害の程度に応じて、≪要介護≫や≪要支援≫が決定されます。
次にケアマネジャーを通じて、≪ケアプラン≫が設定されます。
この時にしっかりと、自分の気持ちやご家族の意思を、ケアマネジャーに伝えることが、その後の生活を楽しめるようになるか否かの分かれ目とも言えます。
『毎日を、笑顔で楽しく暮らしたい!』ということは皆様の希望であり、それにどのように対応し、実現させてゆくのかは、我々医療者の務めであります。
またそのような気持ちで働けるように、スタッフ一同のモチベーションを高めてゆくのが、我々医師の仕事でもあると考えています。
暑さ厳しき折、お身体には十分お気をつけください。
そして楽しい毎日を過ごされますように❤
- POSTED at 2011年08月04日 (木)