*文月 Dr. 長嶋の医療コラム* 

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医療コラム

*文月 Dr. 長嶋の医療コラム*
連日猛暑が続いていますが、皆様お体の調子はいかがでしょうか?
くれぐれも≪熱中症≫にはお気をつけてください。屋外にいてかかるだけでなく、室内にいても気が付かないうちに水分不足をおこし、≪熱中症≫になってしまうことがあります。≪熱中症≫には充分な注意をしましょう!!


『在宅医療』についての続きです。
この“在宅医療制度”も大事ですが、何より重要なのはご本人及びご家族の方が、どのような終末期医療を考え、理解されているのかが、1番であります。
《自分の最後をどのような形で迎えたい》と考えているのかを、ご家族の方々とお話しておくことが大切です!
《延命治療をどうするか》とか、《最後の看取りをどのようにして欲しいのか》など《どうしても自宅で最後を迎えたいと思っている》これにはご家族の協力が必要です。普段からちゃんと話し合って、お互いがそれぞれの気持ちを理解していないと、不本意な結果となってしまう可能性も否めません。

例えば、突然寝たきりになり、自分の意思が伝えられなくなってしまうことだってあるかもしれません。
そんな時自分の気持ちをはっきりと伝えていなければ、在宅での看取りが可能であるかどうかは、周りの人達次第になってしまいます。
いざという時に救急車を呼んでしまえば、在宅での《看取られ》を希望していても難しくなってしまうでしょう。
《自宅でどうしても最後を迎えたい》と思えば、ご家族の方にそれなりの対策と覚悟が必要になってきます。
対策として、“掛かりつけ医”を持つようにしましょう。その“掛かりつけ医”に相談をして、普段から訪問介護・訪問リハビリテーション・訪問看護、あるいは往診などを受けている事が必要です。


今回は少し極端なお話をしましたが、これから先もし自分の体に不自由を感じるようになってきたら、その時点で介護認定を受けることをお勧めします。
介護サービスを利用しながら通院したり、通所サービスに通ったりして、今後のことを考えて頂けたらと思います。
【老々介護のための無理心中】などという新聞記事を目にすると、本当に切なくなり、何か周りで助けてあげられることはなかったのか?と考えずにはいられません。
そうなる前に、自分の出来る準備(介護認定も1つの方法です。)をし、日頃から相談出来る“人”を作っておくことが必要だと思います。
出来れば、ご相談は医療や介護に携わっている方を選んでください。


それでは暑さに負けませんように!ご自愛下さい




  • POSTED at 2011年07月06日 (水)