援助の手が一刻も早く全ての被災地へと行渡り、一日も早く皆様に日常生活が戻りますことを、心からお祈り致しております。
私事ですが、阪神淡路大震災の折には、被災後約4週間後位に神戸の避難所へ“災害医療活動”に赴きましたが、それだけの時間が経過していてもなおまだまだ震災の衝撃が大きく残っていて、避難されている方々は心身ともに疲れ切っている状態だった事が思い出されました。
今回は地震だけでなく、大津波の被害があり、また原子力発電所の予期せぬ事故と、より深刻な状態に陥られている事が推察されます。
『今、我々遠くにいる者が出来ることは何か?!』を日々考えさせられる毎日であります。全国から集められた義援金も、なかなか分配されそうにないという報道もニュースで流れています。
とはいえ、《援助物資や義援金》などで協力するしか方法がないのも現実かと思いますが、それよりもこの災害は復興その他諸々の事に、長い時間が必要と思われますので、短期的な援助もさることながら、長期的に何らかの援助を続けていくという視点も大切だと思います。
当院でも医師会などを通じて、義援金はもとより災害派遣や物資的援助を考え、出来るものから実行致しておりますが、更に長期的視点から、次は何をすればよいのかを考慮中であります。
いずれにしろ、“被災者の心のケア”から“物資的援助”等を含めて、今後も日本全国の皆様方と共に、長期的に考え、実行していきたいと思うこの頃です!
- POSTED at 2011年04月01日 (金)