令和3年 皐月 わかばコラム 

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医療コラム

令和3年 皐月 わかばコラム

院内で過ごしやすくするために取り組んでいることについて

 若葉を渡る風が、さわやかな季節を運んでくれるような気がいたします。例年とは違う5月の連休をお過ごしの事と思います。
 先月のお花見では天候にも恵まれ、久しぶりに患者様との面会が叶うことが出来た御家族様も多かったと思います。4階病棟でも、病棟のレクリエーション委員とレクリエーション係が中心に、スケジュール調整をし、多職種の協力の元、患者様の体調を考慮しつつ多くの患者様が、御家族様との面会、桜の花を見に行かれました。スタッフも患者様・御家族様の笑顔を沢山見る事ができました。今後も、病院・病棟のイベントには多くの患者様が参加し、楽しんでいただきたいと思っています。

  病棟では、入院生活を送る中“快”を感じていただけるよう、オムツ交換時の換気やアロマオイルを入れたスプレーを使用しています。心地良い睡眠をとっていただけるよう、消灯時にラベンダーオイルを1~2滴枕下に使用している患者様もいます。
 写真は、4階病棟の桜の木です。2~3月に桜の花を1枚1枚患者様とスタッフで塗り、幹は折り紙を切り貼り完成しました。患者様と一緒にこのような作品を作ったりもしています。 もう一枚の写真も、患者様の作品で切り絵です。各都道府県の名産をリハビリスタッフが下絵で書き、色紙や広告の色を使い完成しています。4階病棟の訓練室に貼ってあります。 患者様が少しでも“快”と感じられる時間を過ごせるよう考えていきたいと思います。
 

桜の木と切り絵



 我が家では、譲渡会で譲りうけた名前を「クウ」という猫を飼っています。クウは、家族が体調を崩した時など、何故か寄り添ってくれます。家族はそのような姿に元気をもらう事ができます。コロナ禍で御家族様との面会ができない日々が続いていますが、少しでも患者様に寄り添える看護・介護を考え実行していきたいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。

4階病棟 師長 早川都世子



  • POSTED at 2021年05月07日 (金)