令和2年 神無月 Dr.長嶋の医療コラム 

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医療コラム

令和2年 神無月 Dr.長嶋の医療コラム

今月は体のメンテナンスについてお話をします。

 今年の中秋の名月は10月1日、朝は今にも雨が降り出しそうなお天気だったので心配をしましたが、待宵の月真ん丸の大きなお月様が見えました。
昔から『片月見はするものではない!』と言われています。10月29日は旧暦の9月13日、皆様十三夜もお楽しみください!

 毎年であれば、あと少しすると「インフルエンザの季節到来」となりますが、今年は少し事情が違う感じです。 コロナウイルスの感染予防対策を徹底することにより、インフルエンザはもとより他の呼吸器感染症の発生は、かなり抑えられるとの予測が出ております。 しかしながら、コロナウイルス感染もインフルエンザ感染も、似たような症状での発症となることから、いわゆる鑑別診断がしにくいという現状があり、今年の冬は医療機関では混乱が起きる可能性を指摘されています。そうなった場合は申し訳ありません、患者様にもご迷惑をお掛けするかも知れません。 私共医療従事者に出来ることは、感染防止策を徹底して行うこと!それが「肝」となるのだと思います。

 こういう時だからこそ、抵抗力や免疫力のアップをはかり、体を鍛えることが大切になります。その為には規則正しい生活と栄養バランスの良い食事、しっかり体に日光を浴びて、毎日運動を行うことが必要です。体のメンテナンスをしっかりとしていくことが、体調を維持する上で、最も重要な手段になると思います。 「体のメンテナンス」と言うと、健康診断が思い浮かびます。その他にも体を動かしてどのくらい思うように動かせるかを確認することもそうです。関節を一つ一つ丁寧に少しずつ無理がない程度に動かしてみてください。上肢でいえば肩・肘・手首・手指1本1本の関節、下肢は股関節・膝・足首・足趾の関節等を揉み解し、意識的に動かしましょう。首・腰等の体幹の屈伸もしてください。硬くなって動きが悪い部位はありませんか?動きの悪くなっている部位を意識して、ゆっくりとそして何度もマッサージをしながら動かしましょう。

 自身の体力を維持する為にも、痛い所があっても、特に念入りにメンテナンスをしてゆきましょう。少しずつ繰り返し、継続しておこなうことがポイントです。 体調の維持管理は、運動器官を動かすことによって、良くなっていくものです。   

 

私事ですが、小生傘寿を迎え一区切りついた気持ちとなりました。
本稿をもってこのコラムを 卒業させていただきます(#^.^#)  

長い間ありがとうございました。
感謝感謝





  • POSTED at 2020年10月09日 (金)