新年あけましておめでとうございます。年頭にあたりご挨拶申し上げます。
2016年7月、当法人の理事長に就任しました。
開院当初も理事長と病院長を兼任しておりましたが、病院機能の推進・安定化に集中する為二足の草鞋を履く事はできず、2012年7月に理事長を辞し病院長・医師としての業務に集中させて頂きました。それから4年経ち医療・介護における「個人の尊厳」、「QOLの尊重」を実行する集団の更なる成長の為に再度、理事長に就任いたしました。
就任後、まず手掛けたのは組織の改編を行いました。リハビリテーション科はリハビリテーション部となりました。これには、リハビリという治療法が医療のみならず、介護や予防の場面においても幅広く活躍し、また、新しい事にチャレンジしていってほしいという期待が込められております。実際、昨年は県内で初となる医療用ロボット「HAL」を導入し、また、パーキンソン病に特化したリハビリプログラムの「LSVT」を行えるライセンスを持った療法士数は県内でもトップクラスとなりました。介護系でも訪問リハビリを積極的に受け入れ、難しいとされていた嚥下訓練を主体とした訪問リハビリもシステム的に行えるようになりました。診療技術部においても、薬剤科・検査科・放射線科・栄養科を統括する部長が決まり、病院の医療の質の向上の為にこれまで表面に現れてこなかった問題点を、解決していける体制が整いました。病院看護部においては、昨年は病院介護職に医療介護士としての専門性の確立をするようにしました。特に当院のように病院内で生活を長期的に送られている方々にとって、その生活を支え且つ充実した時間を過ごしてもらう為の重要な役割を担っている意識が少しずつ現れてきました。そして本年から看護部長が副院長となり更に俯瞰的に院内を見渡し、新たな看護部長が就任します。理事長に就任してからまだ数ヶ月しか経っておりませんが、私の足りない所を補ってくれる職員が大勢いることに感謝しております。
しかし、当院や当施設を利用される方々にとっては私がどのような立場であろうと、困っているから来られているのであって、自分としても医師としての役割を全うしていくつもりです。頼りない手ではありますが、なるべく多くの方々に手を差し伸べ、寄り添えるように尽力していきます。来るべき超高齢化社会、経済重視の国策、複雑化する医療・介護制度の中においても、「自分たちでなければできない事」、「やらなくてはならない事」を見定め、少しでも皆様のお役に立てるよう前進していく集団でありたいと思います。
会場となった外来フロアは、白と水色のバルーンで飾り付けがされ、厳かな雰囲気となりました。
サンタクロースの進行で、混成合唱が始まりました。
「 里の秋 」 と 「 アヴィニヨンの橋の上で 」 等 数曲を披露して下さった後、歌詞カードが配られて全員での合唱となりました。
曲目は 「 ジングルベル 」 に 「 上を向いて歩こう 」 でした。
予定されていたプログラムは 9曲でしたが、美しい歌声が 名残惜しくアンコールをリクエストしたところ、「 北国の春 」 を 歌って下さいました。
最後に感謝の気持ちをこめコーラスグループの方々に薔薇の花束を患者様より贈り、コンサートは終了しました。
12月20日 ( 火 ) 介護施設にて デイサービスとデイケア合同でクリスマス会が開かれました。
職員による合唱 「 もろびとこぞりて 」 から始まり、マッチ売りの少女をモチーフにした寸劇、オリジナル版 「 幸せを呼ぶマッチ売りの娘 」 が披露されました。
職員の熱のこもった演技に、利用者様は素晴らしい笑顔で拍手喝采でした。職員はこの寸劇の為に、何日も練習を重ねて頑張ったので皆様に喜んでいただけてとても嬉しかったです ❤
サンタクロースが登場し、プレゼントを利用者様お一人お一人に手渡していきました。
利用者様も職員もみんな揃ってクリスマスを堪能し、「 きよしこの夜 」 を全員で合唱して、クリスマス会は終了しました。
- POSTED at 2017年01月16日 (月)