『 北斗わかばは病院だけど長く入院している人も多いし、生活の場として患者様達でレクリエーションをする場所があると楽しいのでは?』、『 定期のリハビリテーションの他にも、体を動かしたり、頭の体操をする時間があったらいいよね。』 とスタッフから声があがり準備を重ねた結果、5月より定期実施の院内デイに繋がりました。
写真は院内デイに参加をしている患者様方と、向日葵の壁画を作成しているところです。カレンダーを作ったり、塗り絵をしたり、風船バレーで身体を動かしたりもします。
ご高齢の方が多く、昭和の頃の浜松の写真集を見てスタッフとの会話も弾みます。
患者様同士で青春時代の話、結婚したばかりの頃の話、地元の話と賑やかなお喋りが続きます。楽しい一時が過ごせるようにこれからも頑張りたいと思います。
5月18日に学習会が開催されました。今月は《 筋委縮性側索硬化症に関連する論文をみんなで読んでみましょう 》というテーマで、地域連携室の加納室長が講義を担当しました。当院には神経難病の患者様が多く入院していらっしゃいます。“ 筋委縮性側索硬化症 ” は神経難病の1つで治療法が確立されておらず、現在は症状に対しての医療や介護が中心です。学習会はそうした筋委縮性側索硬化症患者様の心理的な側面をテーマとした論文で、『 どのような支援があれば患者様の心理的状態が回復するのか 』という内容のものでした。
学習会では『 患者様の身体的な苦痛の緩和が重要 』、『 患者様を取り巻く家族や医療関係者等の支援者が、患者様に誠実な対応をする事が大切 』等のいくつかの大切なキーワードを学びました。今後のケアに活かしていきたいと思います。
- POSTED at 2016年06月14日 (火)