当院のお食事は、患者様の歯の状態や嚥下(飲み込む力)の状態に合わせて、
様々な食形態のお食事をご用意しています。
食形態の種類は、常食・一口大・キザミ食・ミキサー食・ソフト食をご用意しています。
また、主食は米飯・軟飯・全粥・ソフト粥の4種類から選択できます。
写真を参考にご覧ください。当院の昼食の一例ですが、どの食形態もできるだけ
常食と同じ仕上がりになるよう心を込めて作っております。
【常食】
この献立を加工すると...
【一口大】
☆当院で使用している中スプーン(写真参考)にのるくらいの大きさにカットしたお食事です。
肉類など固くてかみ切れない方に適した形態です。
その他に義歯を使用している方や、麻痺などがあり
ご自身でうまく切り分けられない方にも適しています。
【キザミ食】
☆みじん切りにカットしたお食事です。肉類や魚など
パサつくものは、トロミあんと混ぜて飲み込みやすくしてあります。 患者様の嚥下の状態に合わせ、あんかけ状(出汁のあんをかける)などの対応も行っております。
あんかけ状にする事で、パサつきや口の中で食材が
ばらついて食べにくくなる事を防ぎます。
【ミキサー食】
☆出来上がったお食事をミキサーにかけて粒がない状態にしたものです。
さらにトロミをつけヨーグルト状の固さに
したお食事です。
【ソフト食】
☆肉料理や魚料理をゲル化剤とともにミキサーにかけ成形したお食事です。
左は主菜のサワラの照り焼きです。
現在昼夕の主菜のみ対応しています。
主菜以外はミキサー食やキザミ食など組み合わせができます。(写真は副食ミキサー、主食全粥)
主食のソフト粥です。
ソフト食と同様で全粥をゲル化剤とともにミキサーにかけてゼリー状に固めたものです。お粥の粘りもなくつるんとした食感で飲み込みやすくしてあります。
個々の状態や嚥下訓練の進行に合わせて1品のみキザミや1品のみ一口大などの 細かな対応もしています。
- POSTED at 2015年11月13日 (金)