日頃より、当院の診療に多くのご協力とご理解を賜り、誠にありがとうございます。
先日、当院をご利用くださっている皆様に満足度調査を実施させていただきました。この調査の目的は、私たちが日頃皆様に提供させていただいている医療・看護・介護につきまして、患者さまやご家族さまがどのように感じられているかを伺い、どのように改善したら良いかを知ることにありました。この調査の結果を報告させていただきます。
また、重ねて申し上げますが、調査に関しては、無記名で実施し、ご記入いただいた方が特定されることがないように配慮させていただきました。お答えいただきました情報に関しては、本調査以外に利用することはございません。
調査は下記の内容で実施させていただきました。
- 外来
- 平成26年11月17日から1週間の間に受診された患者さま、およびそのご家族さま
- 入院
- 平成26年4月1日より9月30日までに退院した患者さま、そのご家族さま
- 平成26年10月1日時点で入院中の患者さま、そのご家族さま
- 外来
- 受診時に記入をお願いいたしました。
- 入院
- 平成26年10月10日発行の入院請求書に同封し、同封の返信用封筒にて10月25日までにご返送いただきました。
ほとんどの質問において、“満足”“やや満足”の回答が6~7割を占めていました。不満足という回答数はn=105のうち1ケタとなっています。“普通”という評価を含めて、当院の医療サービスが多くの患者さまとご家族にご理解いただけていることに深く感謝いたします。
ただし、そうした中、病室の臭気、食堂の環境という質問に対しての満足度が5割程度と低めになっております。病室の臭気については、オムツ交換や創傷処置後等、どうしても臭いが生じざるをえないケアの直後の換気を徹底するといった配慮が必要と考えました。また、食堂の環境についても、テーブル周りの清潔感や換気に十分な配慮をしていきたいと思います。
ナースコール対応については、“満足”“やや満足”の回答が5割でした。病棟でのナースコール対応については、人員が少なくなる勤務帯に対応までに時間がかかる傾向があると思われますが、5割の患者(家族)が満足と評価し、加えて36名が“普通”と評価していることから、一定の理解をいただけていると推測いたします。ただし、満足が5割という数字に関しては、今後、努力していく必要があると感じております。
食事の対する満足が5割に達しておりません。病院食という一定の基準に則って調理されたものが、患者さまの嗜好に沿うことは非常に難しいと思われますが、今後も定期的な嗜好調査を通じて、可能な限り美味しい食事を提供できるように努めたいと考えております。
職員の対応に関しましては、医師とリハビリ科職員に関して満足が8割を占めておりました。一方で、最も接する時間が長く、頻度が高いと思われる看護師と介護士の満足は6割にとどまっております。これは、個々の技術や患者さま対応のばらつきが反映されていると考えられます。特に、患者さま対応については、全ての職員が一定の心地よい接遇ができるように、職員教育のプログラムを十分検討いたします。これからも研修会や学習会を重ねることで、多くの患者さま、ご家族さまにとって、望ましい医療と介護の提供ができる職員の育成に努めてまいります。
外来部門の調査結果につきましては、不満足と回答する意見がほぼなく、大きな改善点のご指摘はございませんでした。今後とも、外来患者さまがスムーズに診療を受けることができますよう、努力いたします。
今回いただきました結果は、病院全体で共有し、患者サービスにおける問題点を改善することで満足度70%以上を目標とし、これからもより一層の努力をしてゆくことをお約束いたします。
本調査の実施につきまして、多くの皆様にご協力いただきましたことに深く感謝いたします。今後とも、北斗わかば病院の医療と介護に関心をお寄せいただけますよう、お願い申し上げます。
医療法人 三誠会
理事長 長嶋 孝昌
病院長 杉本 昌宏
看護部長 市川 美江子
- POSTED at 2015年04月20日 (月)