感染対策は『手洗い』から 

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お知らせ

感染対策は『手洗い』から

こまめに手指消毒を行い『感染しない・感染させない』を心がけましょう

~ 感染対策は『手洗い』から ~

病気を引き起こす病原菌が身体に侵入してくる時、最も頻度が高いと考えられているのが『手指』を介した感染と言われています。こまめに手指消毒をすることは『感染しない・感染させない』ためにとても大切なことです。
院内の感染対策では、手洗い・手指消毒を最も基本的な手技と考え【一処置一手洗い】を重要視しています。

各職員には手指消毒の重要性について実際に体感してもらい、感染対策に対する意識を高めるため、
速乾性消毒剤及び石けんと流水による手洗いが徹底できているか定期的に抜き打ちチェックをしています。

≪抜き打ちチェックの手順≫
  • ①ブラックライトで光る蛍光物質を速乾性消毒剤に見立て、日常業務同様、手指消毒をしてもらいます。
  • ②ブラックライトに手をかざし、塗り残しがないか細かく確認していきます。
①ブラックライトで光る蛍光物質を速乾性消毒剤に見立て、日常業務同様、手指消毒をしてもらいます。
②ブラックライトに手をかざし、塗り残しがないか細かく確認していきます。

石けんと流水で手を洗う時は、指先や指の間、親指、手の甲を意識しますが、速乾性消毒剤の擦り込みとなるとサラッと馴染ませて終わってしまう人が意外と多いです!
目に見える汚れがない場合、『手洗いの代わりに速乾性消毒剤の擦り込みをしましょう』と言っても・・・正しく塗れないのでは意味がありませんよね。

  • ③普段通り石けんと流水で手を洗い、ペーパータオルで水分をしっかり拭き取ります。
  • ④再びブラックライトに手をかざし、洗い残しがないか確認します。
④再びブラックライトに手をかざし、洗い残しがないか確認します。

洗い残しの好発部位と
見事に一致!(右参照)

洗い残しの好発部位

【洗い残しの好発部位】

  • ⑤日常業務に関する質問とともに反省会。
  • ⑥各職員に結果を渡し、今後の感染対策に活用してもらいます。 

しわの中に入り込んでいることが結構多いです。
検証!恐る恐る指のしわを伸ばしてみると・・・

洗い残しの好発部位
洗い残しの好発部位

汚れていないように見えても、しわの間にはしっかり入り込んでいますね。
手の甲や指のしわも伸ばして洗いましょう!

≪手指を介した感染とは≫

(A)青く光っている部分に病原菌がついていると過程します。

(A)青く光っている部分に病原菌がついていると過程します。

(B)病原菌がついている手で、病原菌がついていない清潔な手を触ります。

(B)病原菌がついている手で、病原菌がついていない清潔な手を触ります。

(C)病原菌がついていなかった清潔な手が汚染されてしまいました。

(C)病原菌がついていなかった清潔な手が汚染されてしまいました。

(A)~(C)が繰り返されることで感染が広がっていきます。

手指を介した感染とはとても単純です。だからこそ当院では【一処置一手洗い】を徹底させる教育を心掛けています。

速乾性消毒剤は、目に見える汚れがない場合、流水と石けんで手を洗った場合と同等以上の効果があるとされ推奨されている方法です。

速乾性消毒剤

手洗い・手指消毒は、時間をかければ良いというものではありません。しっかりと手順を覚え、日頃から癖をつけておくことが大切です。
【感染しない・感染させない】ために意識してみましょう。



  • POSTED at 2014年09月12日 (金)