ワークライフバランス セカンドキャリア利用者編 

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ワークライフバランス

北斗わかば病院は、ワークライフバランスに取り組んでいます。

~1人1人の患者さまに、1人1人の職員に、優しい病院を目指して~

セカンドキャリア利用者編

H25年度より、北斗わかば病院はワークライフバランスに取り組み始めました。その一つとして、看護師のセカンドキャリア支援として60歳以上の看護師の継続雇用をしています。今日は、セカンドキャリア支援利用者の玉川さんと市川さんにお話を伺いました。

  • HP「今日は、お忙しいところをありがとうございます。最初に普段の玉川さんや市川さんのお仕事内容について、教えてもらえますか?」
  • 玉川「私は、半日で7時から11時30分までの仕事をしています。主に処置が中心ですね。朝は、出勤したら朝食の食事介助。そのあと日勤の看護師さんと一緒にオムツ交換に回って、終わったらガーゼ交換などの褥瘡の処置。あと便の処置とか。あっという間に半日が過ぎるって感じだね。」
  • 市川「私は8:30から12:30までの勤務です。私は、朝出勤したら便処置の準備をしたりして。あとの仕事は、玉川さんと同じように処置が中心ですね。私はお昼過ぎまで働くので、昼の経管栄養をつないだり食事介助もします。」
  • 玉川「パタパタ働いて、すぐに11時半になっちゃうね。」
  • HP「半日にしたのは、いつ頃からですか?」
  • 玉川「私は、64歳あたりから。日勤が大変になってきて、有休をたくさん入れてくれて休養をとりながら働いていたんだけど、だんだん大変だなと思っちゃって。1日働くと疲れてねぇ。」
  • 市川「私は、体調を崩したことがきっかけですね。それまでは普通に働いていて、少ない回数でも夜勤をしたりとかだったんですけど。結局、体調を崩したことで休暇を取ることになったんです。そのあと、復帰しない?って誘ってもらって、戻ることにしたんですが、1日は大変だな、と思って半日に。半日勤務にしてからは、自分の身体を気遣いながら、働いて、今のところ元気に働けています。」
  • 玉川「半日にして、身体は楽になった、と思うよ。私なんて、もう65過ぎになるけど何とか働いてるし。」
  • HP「お二人とも半日のお仕事がリズムになっている印象を受けますが。病棟でお見かけすると、元気に動き回っている様子ですよね?」
  • 玉川「そうだねえ、私なんて無趣味でね(笑)この年まで、一生懸命に現場の仕事をしてきて、そればっかり。(笑)でも、そのおかげで、こうやって今でも働けてるから。家に居ても、手持無沙汰になっちゃうしね。年金の他に自分の収入があって、それも嬉しいし。」
  • HP「無趣味ですか(笑)。」
  • 玉川「仕事を自分の生活のリズムと体調に合わせてやって、家に帰ってゆっくりして。好きなドラマとか見てね(笑)。それでね、職場で『玉川さんがいてくれると助かるよ』って若い人たちが言ってくれるうちは働きたいなと思うね。」
  • HP「市川さんは、どうです?」
  • 市川「私は、一度体調を崩した時に、『仕事に戻れるだろうか』って心配になったんですね。休んでいる間、『どうしようかなぁ・・・』と考えたり。そんなときに玉川さんが連絡をくれたりして、そうやって一緒に働いてきた人たちが私のことを気にかけてくれるのは嬉しかったですね。『戻ってこない?』と誘われたときには、迷いもあったけれど、このままずっと家に居るのもどうなのかな・・と考えて。思い切って復帰したけれど、今思うとよかったなと思いますね。家にいると家族や近所の人と話すだけになってしまいがちですよね。でも職場に来ると、外出の機会も増えるし、人と話すことも増えるし。」
  • HP「社会と繋がるってかんじですか?」
  • 玉川「そんな、大げさな感じじゃないけどね(笑)。でも、確かにそうかな。私なんて、家にいたらゴロゴロしてばっかりだったりして。」
  • 市川「そんなことないよ。玉川さん働き者だから(笑)。」
  • HP「お二人とも働き者ですよ。若いスタッフがおいていかれそうです(笑)。いつだって病棟で一生懸命に働いてるのは、みんな知ってますから。私もお二人と同じ年齢になるまで、元気に働けるようにしたいといつも思ってます。」
  • 市川「さっき、玉川さんも言ってたけど、まだ働けて、少しは役に立ててると思えるうちは、働きたいですね。この仕事が好きで、今まで辞めずにきたし。」
  • 玉川「まあ、もう少しは、このままの勤務なら頑張れそうだと思ってるけどね。」
  • HP「さすがですね(笑)。パワーに圧倒されますね。まだ、続けられそうってところですね?」
  • 玉川「そうだね。まだ、もうしばらくは。」
  • 市川「そうですね。私も体調を見ながら、もう少しは『やれるかな』、と思ってます。」
  • HP「いろいろなお話を、今日はありがとうございました。無理せず、自分のペースで、今までのキャリアを活かして働き続けるって、カッコいいなと思いました。これからもがんばってください。」


編集後記
今回は60歳を過ぎてもなお、元気に働いている看護師さんお二人にインタビューをしました。このお二人の看護には、経験を重ねて培われたものがあり、常に真面目に一つ一つの業務を丁寧に行う仕事ぶりは、いつも見習うことが多いと感じています。若くて、仕事が早くて、バリバリ働ける看護師に混じって、お二人のようないぶし銀の味を出している看護師がいることは、チームに良い影響を与えています。私たちは、これからもお二人と一緒に頑張っていきたいと思います。



  • POSTED at 2014年02月25日 (火)