院長紹介
北斗わかば病院の院長、杉本昌宏医師にインタビューしました
今日は、北斗わかば病院の院長、杉本昌宏医師にHP委員がインタビューしました。
日頃、お忙しい先生から、神経内科の診療について思う事や、これから取り組んでいきたい事についてお話を伺ってきました。
- HP「今日は、お忙しいところ、ありがとうございます。最初に、先生が神経内科医として日頃考えていることを伺いたいのですが・・なぜ、神経内科医になられたんですか?」
- 杉本院長「そうだねえ・・もともと脳神経の分野に興味があってね。脳外科や精神科も考えたんだけど、最終的には神経内科を選んだんだよね。患者さんの症状や徴候を見ながら、病気を探っていくという、興味深さもあってね。そこに何ができるかな、と考えることにも関心があるしね。」
- HP「その、興味深い、っていうのは先生の医師としての学問的な関心ってことですよね。」
- 杉本院長「そうだね。あとは、やはり治らない病気だから、患者さんの生活のバックアップをどうやってやっていくか、というところもやりがいがあるよね。患者さんにとって、どうやって生きていく事が最良なのかを一緒に考えていきたいと思って診療してるかな。」
- HP「先生は、開院した当初から今できる最良の治療やケアを提供したいという思いを持ってこの病院を作られてきたんですよね?一緒に働いていると、すごくわかります。そのあたりは、ずっと大事にされていると?」
- 杉本院長「そうだね、薬にしてもリハビリにしても、提供できるベストなものを用意したいと思うし、そのためにこの病院の体制を作ってきたし・・これからもそうやっていきたいね。あとは、やはり治らない病気だからこそ、患者さんに寄り添っていきたいと。場合によっては、治療も足し算ばかりでなく、引き算も考えていくことが必要かな、とも思うし。」
- HP「引き算、というと?」
- 杉本院長「やっぱり人生の最期をできるだけその人にとっての望ましい形で過ごせることが大事かと。そのために、治療を含めより多くの選択肢を患者さんや家族に提案できることが、うちの病院の役割とも考えてる。だから、あれこれと足し算するばかりでなく、引き算をしていくっていうことも必要になるときがあるよね。こっちは準備をしっかりとやって、あとは患者さんと家族が一緒に選んでいけるようにすることが大事だと思ってる。」
- HP「開院から、常に患者さんにベストを提供したいという気持ちは変わらないと。そして、長期に療養する方が増えている状況も考えつつ、これまで以上に患者さんの人生を一緒に考えていきたい、というところでしょうか?」
- 杉本院長「そうだね、そこは変わらないかな。」
- HP「今日は、いろいろとお話を聞けてよかったです。本当にありがとうございました。」
- POSTED at 2013年10月31日 (木)