3Dプリンターによるリハビリテーション自助具の製作 

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3Dプリンターによるリハビリテーション自助具の製作

この度、北斗わかば病院リハビリテーション部では、3Dプリンターを導入いたしました。
これにより、リハビリテーションの質と患者様満足のいっそうの向上に繋げていこうと考えています。

3Dプリンターとは

データを元に、溶かした樹脂を一層一層少しずつ積層しながら、立体物を印刷するものです。
従来のプリンターと呼ばれているものは紙などの平面(2D)にインクを出し、文字など印刷するものですが、3Dプリンターは、さまざまな方式で材料を積層させ、立体物を作り上げていきます。

導入によって

3Dプリンター

現在、コミュニケーション機器や自助具は既製品を使っている方が多くいらっしゃいますが、実際に使用してみると「手の形に合わない」「使用しにくい」という声が多く聞かれています。

今回の導入によって、一人一人のニーズに合わせた形が作ることが可能となりました。

今回の3Dプリンターを使用することで、様々な形を作り出すことが可能となり、患者様一人一人のニーズに合わせた自助具の作成や、コミュニケーション機器や呼び出し鈴と連動したスイッチの作成ができるようになりました。

当病院では神経難病の方々が入院されていますが、日々、症状は進行していきます。症状の進行度合い、今後の見通しに合わせて、各セラピストが適宜適切な自助具の提案、スイッチの提案を行なっています。

スイッチの作成は少し難しいイメージがありますが、経験の少ないスタッフでも対応できるように勉強会を行なっています。

現状況では発展途上の段階ではありますが、セラピスト全員、日々進歩しているテクノロジーを駆使して、入院患者様のQOL向上を目指して検討していきます。


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